目次
はじめに
夜中に突然、
「ヒューヒュー」
「ゼーゼー」
と苦しそうに呼吸をしている我が子を見て、
- 救急車を呼ぶべき?
- 朝まで様子を見ても大丈夫?
- 吸入した方がいい?
と不安になったことはありませんか?
喘息発作は適切に対応すれば落ち着くことが多い一方、
対応が遅れると重症化することもあります。
今回は小児科専門医が、
喘息発作が起きたときの家庭での対応
すぐ受診すべき危険サイン
について分かりやすく解説します。
喘息発作とは?
喘息発作とは、
気道の炎症が悪化して
空気の通り道が急に狭くなった状態です。
その結果、
- ヒューヒュー
- ゼーゼー
- 咳
- 息苦しさ
が現れます。
発作のきっかけとして多いのは
- 風邪
- ダニ
- ハウスダスト
- 花粉
- 運動
- 天候変化
などです。
👉喘息発作は「空気の通り道が急に狭くなる状態」です。

まずは落ち着いて子どもの様子を確認しましょう
喘息発作が起きたら、
まず次のポイントを確認しましょう。
CHECK!
□ 会話ができる?
□ 水分が飲める?
□ 顔色は悪くない?
□ 呼吸は速すぎない?
□ 横になって休める?
□ 普段と比べて苦しそうではない?
これらを確認することで、
緊急性の判断がしやすくなります。
👉まずは「どれくらい苦しいか」を観察しましょう。
家庭でできる対応
軽い発作の場合、
主治医から指示されている発作治療薬を使用します。
代表的には
- サルブタモール吸入
- プロカテロール吸入
などです。
また、
衣服をゆるめ、
呼吸しやすい姿勢をとらせましょう。
無理に横にならせる必要はありません。
座った姿勢の方が楽なこともあります。
👉呼吸しやすい姿勢をとることも大切な治療です。

こんな時は早めに受診しましょう
次のような症状がある場合は、
できるだけ早く医療機関を受診してください。
- □ 吸入しても改善しない
- □ 咳で眠れない
- □ 呼吸が速い
- □ 食事や水分がとれない
- □ 息苦しさが続く
- □ 発作を繰り返す
👉「いつもより苦しそう」は受診のサインです。
赤ちゃんは特に注意!
乳児は
「苦しい」
と自分で伝えられません。
次のような症状があれば早めの受診が必要です。
CHECK!
□ ミルクを飲まない
□ 咳き込んで眠れない
□ 呼吸が速い
□ 機嫌が悪い
□ 泣き続ける
□ 顔色が悪い
□ 唇が紫っぽい
□ 小鼻が開く
□ 胸がペコペコへこむ
👉赤ちゃんは急に悪化することがあります。

救急受診を考える危険サイン
次の症状がある場合は、
夜間でも救急受診を検討してください。
危険サイン
- □ 会話ができない
- □ 歩けない
- □ 水分が飲めない
- □ 顔色が悪い
- □ 唇が紫色
- □ 肩で呼吸している
- □ 胸が大きくへこむ
- □ ぐったりしている
- □ 吸入しても改善しない
👉迷ったら早めに相談しましょう。

発作が落ち着いても受診した方がいい?
答えは
「はい」
です。
喘息発作は一度落ち着いても、
数時間後に再び悪化することがあります。
また、
発作が起きたということは、
普段の治療の見直しが必要なサインかもしれません。
発作後は主治医へ相談しましょう。
👉発作後の診察は再発予防につながります。
よくある質問
発作中にお風呂へ入ってもいい?
息苦しい時は避けましょう。
呼吸状態が落ち着いてからにしてください。
発作中に寝かせてもいい?
寝かせること自体は問題ありませんが、
横になると苦しい場合は座位の方が楽です。
無理に寝かせる必要はありません。
まとめ
✅ 喘息発作は気道が急に狭くなる状態
✅ まずは苦しさの程度を確認する
✅ 発作治療薬があれば指示通り使用する
✅ 赤ちゃんは急変しやすいため注意
✅ 会話できない・顔色が悪い・ぐったりしている時は救急受診を検討
👉 正しい知識と早めの対応が、お子さんの呼吸を守ります。
「そもそも喘息はどうやって診断するの?」
という方は
もぜひご覧ください。
また、
発作を繰り返さないための治療については
で詳しく解説しています。

