🥵 長男がインフルエンザに…
ついに4歳の長男がインフルエンザにかかりました。
園のクラスも学級閉鎖になり、流行の勢いを改めて感じています。
発熱は急で、ぐったりしていつもの元気がない。
小児科医として冷静に見ようとしても、
やっぱり自分の子どもとなると胸がざわつきますね。
しかも今、妻は臨月。
家族内で広がると本当に大変。
長男のケアをしつつ、換気、手洗い、部屋の分け方など
できる限りの“家庭内感染対策”を徹底しました。
🌙 寝ながらの“ぶつぶつ”…これって異常行動?
その夜、寝かしつけたあと。
長男が寝言のように、ぶつぶつと何かを話している。
普段はほとんど寝言を言わない子なので、
思わず、これは…と耳を澄ませました。
「これ、インフルで時々みられる“異常言動”?」
医師として知識はありますし、
普段から保護者にも説明している内容です。
でも、実際に自分の子で見ると、
正直不安になるものです。
幸い、そのあと奇妙な行動をすることもなく、
翌朝には落ち着いていたので、
今回は“強めの寝言”だった模様。
知識として知っていることでも、
親として経験すると重みが全然違うと感じました。
💊 タミフルを選択。そして2日後には解熱
今回の治療はタミフルを選択しました。
・過去の服薬との相性
・味や形状の飲みやすさ
・体力の消耗具合
を考えて、この子に一番合うと判断。
タミフルについては、かつて報道でいろいろ言われた時期もありますが、
現在では異常行動との因果関係は否定的とされています。
(薬を飲んでいない子でも起こることがあります)
長男はスムーズに服薬してくれて、
2日後には無事に解熱。
本当に安心しました。
そして、今回は事前にインフルワクチンを接種していたためか、
経過も比較的軽く済んだ印象です。
🧸 妻は臨月。とにかく「うつらないように」
今我が家で最も重要なのは、
臨月の妻に絶対うつさないこと。
妊婦さんはインフルで重くなりやすいし、
出産直前で体力も落ちている時期。
・部屋の分離
・長男の看病は基本自分が担当
・手洗い・換気の徹底
・タオルや食器の共有を避ける
・寝室も一時的に別に
できることはすべて実施中。
日常診療で「家庭内感染の防ぎ方」を説明している立場ですが、
実際にやると“こんなに気を使うのか…”と痛感。
元気な赤ちゃんを迎えるためにも、
ここ数日が本当に正念場です。
🌈 おわりに
子どものインフルは毎年診ています。
でも、“我が子”となると、
知識とは別の感情が出てくるものです。
異常行動への不安、
薬の選択、
家庭内感染対策、
そして臨月の妻への気遣い。
いろんなことが重なる時期ですが、
家族みんなでなんとか乗り切って、
元気に出産の日を迎えられたらと思います。

