1歳健診 ― 赤ちゃんから幼児へ、大きな成長を迎える節目

1歳健診 ― 赤ちゃんから幼児へ、大きな成長を迎える節目

1歳は、赤ちゃんが「幼児」へと一歩踏み出す大きなターニングポイント。
つかまり立ち・伝い歩き・ことばの始まりなど、発達が一気に加速する時期です。

健診ではこれらの変化を丁寧に確認し、今後の生活で気をつけたいポイントを一緒に整理していきます。


1歳健診で確認する主なポイント

① 身体計測:成長曲線に沿って伸びているか

1歳頃は、生後の急激な成長が少し落ち着き、個人差が目立ち始める時期。
だからこそ、「増えているかどうか」ではなく「曲線に沿っているか」 が大切です。

  • 体重・身長・頭囲の3点をチェック
  • 食べムラ・偏食が出てくるため食事内容も確認
  • 低身長や急激な体重増加などがないか評価

👉 着替えやオムツ替えの時に「最近重くなったな」などの気づきがあればメモしておくと◎。


② 運動発達:つかまり立ち・伝い歩きが中心

この時期は“自力で立つ”に向けた運動が急速に伸びる時期。

チェック項目:

  • つかまり立ちが安定しているか
  • 伝い歩きができるか
  • ハイハイの左右差がないか
  • 手先の動き(つまむ・渡す・持ち替える)

伝い歩きがまだできなくても、寝返り → おすわり → ハイハイ → つかまり立ち の順序が崩れていなければ大きな問題はないことがほとんど。

👉 日常の遊びやおもちゃでの動きを動画で撮っておくと、健診でとても参考になります。


③ ことば・コミュニケーションの発達

1歳は「理解の言葉」が急に伸びる時期。

  • 名前を呼ばれると振り向く
  • バイバイ・パチパチなどの身振りが増える
  • 興味のあるものを指差しする
  • 「ちょうだい」「どうぞ」が通じる

「まだ話さないけど大丈夫?」という相談は非常に多いですが、
話すよりも“理解できているか”がポイント です。

👉 指差しとアイコンタクトはとても大事な成長サイン。普段の生活で意識してみて。


④ 食事・栄養:離乳後の幼児食がスタート

1歳はちょうど「離乳食完了」に向かう時期。
母乳・ミルクから、食事メインの栄養へ移行していくタイミングです。

健診でよく確認されるポイント:

  • 3回食が定着しているか
  • こぼしながらも自分で食べようとしているか
  • 手づかみ食べの様子
  • 鉄不足の可能性(偏食・牛乳過多)

👉 牛乳の飲ませすぎで鉄欠乏になることもあるので、相談しながら量を調整すると安心。


⑤ 生活リズム・睡眠

1歳頃は体内時計がほぼ完成し、生活リズムが整いやすい時期。

確認ポイント:

  • 朝起きる時間が一定か
  • 昼寝は1〜2回で過剰に長くないか
  • 夜間の寝つき・夜泣き
  • スマホやテレビの接触時間

👉 「寝つきが悪い」「夜泣きが多い」は非常に一般的。遠慮なく相談してOK。


⑥ 健康面のフォロー:歩き方・皮膚・アレルギー

  • O脚の相談はとても多いが、多くは正常範囲
  • アトピー・湿疹などは強弱の確認
  • 食物アレルギーの可能性(食後の湿疹・嘔吐)
  • 歯の生え方(前歯の虫歯予防が重要に)

👉 歯ブラシデビューは1歳が最適。嫌がる時のコツも健診で相談できます。


まとめ

  • 1歳健診は「赤ちゃん → 幼児」への大きな成長を確認する節目
  • 成長曲線を見ながら、体格の偏りや食事の問題をチェック
  • つかまり立ち〜伝い歩きなど運動発達の確認
  • ことばの“理解”はこの時期の重要ポイント
  • 手づかみ食べ・幼児食・鉄不足など食事面の相談が増える
  • 睡眠・生活リズムは整い始めるが悩みも多い時期
  • 皮膚・歯・アレルギーなど長期的な健康管理が始まる段階

👉 次は「1歳6か月健診」について、より詳しく解説していきます。