「あ、流行が変わったな」と感じた外来の一コマ

「あ、流行が変わったな」と感じた外来の一コマ

🏥 外来の一日で感じた“違和感”

今日はクリニックでの外来日。
朝から夕方まで診察を続ける中で、ふと
「あ、これは流行が変わってきたな」
と感じる瞬間が何度もありました。

感染症の流行って、ニュースや統計データよりも、
実はこうした日々の外来の肌感覚で一番早く気づくことが多い気がします。


🦠 11月はインフルA、12月で一度落ち着いた

少し振り返ると、11月頃はとにかくインフルエンザAが大流行。
発熱で受診する子どもたちは、検査をすればほとんどがインフルA陽性、
という日も珍しくありませんでした。

12月に入ると、そのインフルAが徐々に減少。
それに伴って、発熱患者さん全体の数も少しずつ落ち着いてきました。

「やっと一段落かな」と思ったのも束の間、
今度は別の感染症が流行を始めました。


🤒 年明けから目立ち始めたインフルエンザB

12月後半からちらほらと見かけていたインフルエンザB。
年明けに入ってからは、はっきりと“流行してきた”印象があります。

インフルAほど爆発的ではないものの、
保育園によっては学級閉鎖一歩手前という話も聞きました。

同じインフルエンザでも、
AとBでは流行の仕方や広がり方が少し違う。
そんなことを、あらためて外来で実感しています。

👉 インフルエンザA,Bの違いについては🔗こちらでまとめています


🫁 そして今日、マイコプラズマの気配も

今日の外来では、マイコプラズマ感染症の診断となった子どもたちも数人いました。

マイコプラズマは
「オリンピックイヤーに4年に1回流行する」
と、小児科医の間ではよく知られた話です。
実際、2024年にはしっかりと大きな流行がありました。

そんなマイコプラズマが、今年もまた
少しずつ増え始めている印象があります。

鼻水や痰がほとんど出ず、乾いた咳が続き、高熱が長引く。
一方で、聴診しても呼吸音の異常が分かりにくく、
検査結果が出るまでに数日かかることも多いため、
どうしても見落とされやすい感染症です。

だからこそ、私たちも常に頭の片隅に置きながら診察しています。
(親御さん向けのマイコプラズマ解説記事は、近日中にまとめる予定です)


👶 医師として、そして家ではパパとして

感染症の流行は、本当に目まぐるしく変わります。
その変化を敏感に感じ取りながら、
子どもたちに正しい診断と適切な治療を届けられるよう、
日々の診療に向き合っていきたいと思います。

そして我が家には、生後2か月になったばかりの第三子がいます。
外来で診る立場としてだけでなく、
一人の親としても、感染症を家に持ち帰らないことはとても大切です。

手洗い・うがいなどの基本的な感染対策も、
あらためて気を引き締めて続けていこうと思います。