目次
はじめに
「予防接種はまとめて打てたほうが楽なのに…」
そう思ったことはありませんか?
赤ちゃんの予防接種は回数が多く、
仕事や上のきょうだいの予定を考えると、
できれば一度で終わらせたいというのが親御さんの本音だと思います。
それなのに、
- 「今日はこのワクチンだけです」
- 「次は◯週間あけましょう」
と言われると、
前回は一緒に打てたのに、なぜ今回はダメなの?
と疑問に感じますよね。
この記事では、
一度に打てる予防接種に決まりがある理由を、
具体例を交えながらやさしく解説します。
👉 読み終わると「そういうことか」と納得できるはずです。
そもそも、同時接種はしてもいいの?
まず大前提として、
予防接種の同時接種そのものは安全に行えるものです。
実際、乳児期には、
- ヒブ
- 肺炎球菌
- B型肝炎
- 5種混合
といったワクチンを、
同じ日に複数本接種することが一般的です。
「一度に何本も打つと体に負担がかかりそう…」
と心配になるかもしれませんが、
赤ちゃんの免疫は、日常生活の中でも
常に多くの刺激に対応しています。
👉 同時接種=危険、というわけではありません。
それでも「今日はこれだけ」になるのはなぜ?
同時接種ができるのに、
なぜ分けて打つことがあるのでしょうか。
理由はシンプルで、
ワクチンの種類や組み合わせによって、考え方が変わるからです。
予防接種には、大きく分けて
- 不活化ワクチン
- 生ワクチン
の2種類があります。
この違いが、
「間隔が必要かどうか」に関係してきます。
👉 まずは、この2つの違いを押さえることが大切です。
不活化ワクチンの場合の考え方
不活化ワクチンには、
- ヒブ
- 肺炎球菌
- B型肝炎
- 5種混合
などがあります。
これらは、
- 同時に打っても問題なく
- 基本的に間隔を厳密にあける必要はありません
「不活化ワクチンは1週間あけないといけない」
と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、
必ず1週間あけなければならない、という決まりではありません。
実際には、
- 同じ日にまとめて接種
- 数日後に別の不活化ワクチンを接種
といったことも可能です。
👉 不活化ワクチンは、柔軟にスケジュールを組めます。
生ワクチンの場合の考え方
一方、生ワクチンには、
- MR(麻しん・風しん)
- 水痘
- おたふくかぜ
などがあります。
生ワクチンで大切なのは、
- 同じ日に打つなら問題ない
- 別の日に打つ場合は、一定の間隔が必要
という点です。
たとえば、
- 今日はMR
- 来週に水痘
という打ち方はできません。
この場合は、
- 同じ日にまとめて打つ
- もしくは、約4週間あけてから次を打つ
という選択になります。
👉 生ワクチン同士は「別日なら間隔が必要」がポイントです。
生ワクチンと不活化ワクチンの組み合わせは?
「生ワクチンと不活化ワクチンは一緒に打てないの?」
と不安になる方もいますが、
この組み合わせは同時接種が可能です。
例えば、
- MR + ヒブ
- 水痘 + 肺炎球菌
といった接種は、よく行われています。
また、
- 生ワクチンを打ったあとに
- 不活化ワクチンを打つ
場合も、特別な間隔は必要ありません。
👉 制限があるのは「生ワクチン同士を別日に打つ場合」です。
なぜ間隔を守る必要があるの?
間隔をあける理由は、
- 体がしっかり免疫を作る時間を確保する
- 副反応が出たとき、原因を判断しやすくする
- 次のワクチンの効果を妨げないようにする
といった、安全性と効果のための配慮です。
無理に詰め込むより、
きちんと効かせることが一番大切です。
👉 間隔には、ちゃんと意味があります。
親御さんに伝えたいこと
予防接種は、
- できるだけ早く終わらせること
- できるだけまとめて打つこと
が目的ではありません。
一番大切なのは、
安全に、確実に、必要な免疫をつけることです。
そのために、
- 同時接種する日
- あえて分ける日
がある、というだけです。
👉 どちらも「正しい選択」です。
まとめ
- 同時接種自体は安全に行える
- 不活化ワクチンは、間隔を厳密にあける必要はない
- 生ワクチン同士を別日に打つ場合は、約4週間あける
- 生ワクチン+不活化ワクチンは同時接種OK
- 「分けて打つ」のは、安全性と効果を高めるため

